株式会社HUMEDIT

クリニックのSEO対策|症状キーワード79万回の実測データと設計手順

クリニックのSEO対策で最も大きな市場は、診療科名ではなく症状キーワードです。 私たちがAhrefs APIで10診療科・47語を実測したところ、合計で月792,920回の検索がありました。しかも難易度はほぼ0〜8です。「飛蚊症」は月49,485回で難易度0、「めまい 原因」は月20,128回で難易度0でした。

一方で、多くのクリニックサイトは診療メニューのページしか持っていません。79万回の検索市場に、入口が1つも用意されていない状態です。

ただし症状キーワードには落とし穴があります。検索数が大きくても、そのまま来院につながるわけではありません。この記事では、実測データを公開しながら、症状キーワードを来院に変える設計手順を解説します。

私たち株式会社HUMEDITは、グループで11院・多科目のクリニック運営に関わり、医療機関のサイト制作とSEOを内製してきました。

この記事でわかること

  • 10診療科47語の症状キーワード実測データ(検索数・難易度)
  • 症状キーワードだけでは来院につながらない理由
  • 症状層・比較層・来院層の3層キーワード設計
  • 症状ページの構成テンプレート
  • YMYL領域で必須になる監修体制の作り方
  • 症状ページから予約までの内部リンク設計
  • 自院サイトの診断チェックリスト36項目

本記事の検索数・難易度は Ahrefs API v3(country=JP)による2026年7月時点の実測値です。


クリニックのSEO対策とは

クリニックのSEO対策とは、患者が症状や治療について検索したときに、自院のページを検索結果の上位に表示させる取り組みです。

広告と違い、クリックごとの費用は発生しません。上位に定着すれば継続的に流入が生まれます。

SEOとMEOの担当範囲

SEO MEO
対象 通常の検索結果 Googleマップ・ローカル検索枠
強い検索 「めまい 原因」など症状を調べる検索 「内科 近く」など場所を探す検索
商圏 全国(自由診療なら遠方からも) 半径2〜5km
効果が出る速度 3〜6か月 1〜3か月
主な打ち手 ページ作成・内部改善 プロフィール最適化・口コミ

両方必要です。 ただし着手順としてはMEOのほうが早く効きます。詳しくはクリニックのMEO対策をご覧ください。

なぜ症状キーワードが軸になるのか

患者の行動は次の順序で進みます。

段階 患者の状態 検索
1 症状に気づく 「めまい 原因」
2 受診すべきか判断する 「めまい 何科」
3 医院を探す 「〇〇駅 耳鼻科」
4 医院を選ぶ 「〇〇クリニック 口コミ」
5 予約する 「〇〇クリニック 予約」

多くのクリニックサイトは3〜5だけに対応しています。 1と2の段階で接点を持てないため、患者が医院を探す段階まで自院を知らないままになります。

1と2の市場規模が、実測で月79万回です。


【実測データ】診療科別の症状キーワード

診療科別の症状トピックをアイコンで並べた図

10診療科47語の合計は月792,920回。難易度は47語のうち41語が10以下でした。

以下はすべてAhrefs APIによる2026年7月時点の日本の実測値です。KDは難易度(0〜100)です。

内科

キーワード 月間検索数 KD
咳が止まらない 82,658 3
喉が痛い 62,240 6
インフルエンザ 症状 53,377 8
熱が下がらない 9,396 0
血圧 高い 1,698 3
健康診断 再検査 1,690 0

内科は上位3語で月19万回を超えます。「健康診断 再検査」(1,690回・KD0)は、検索した人がほぼ確実に受診を必要としているキーワードです。検索数は小さいものの、CV距離が近い狙い目です。

小児科

キーワード 月間検索数 KD
手足口病 177,003 8
rsウイルス 症状 11,295 6
おたふく風邪 9,860 0

「手足口病」の月177,003回が全診療科で最大です。 保護者が症状を調べる需要が突出しています。小児科は季節性が強く、流行期に集中して検索されます。

眼科

キーワード 月間検索数 KD
飛蚊症 49,485 0
ものもらい 治し方 7,925 2
白内障 手術 4,151 3
目のかゆみ 1,823 0
ドライアイ 対策 1,510 0

「飛蚊症」は月49,485回で難易度0です。 実測した47語の中で、検索数と難易度の落差が最も大きいキーワードでした。眼科を掲げているなら、最優先で作るべきページです。

整形外科

キーワード 月間検索数 KD
坐骨神経痛 52,416 3
膝の痛み 26,253 3
腰痛 原因 11,067 6
五十肩 治し方 3,337 6
肩が上がらない 1,529 0

整形外科は「整形外科 近く」がKD62の激戦市場でした。しかし症状キーワードは難易度3〜6です。ローカル検索で勝てない診療科ほど、症状キーワードに寄せる価値があります。

皮膚科

キーワード 月間検索数 KD
蕁麻疹 原因 39,905 5
帯状疱疹 症状 24,032 1
ニキビ 治し方 12,515 8
水虫 治し方 3,737 2
アトピー 治療 1,024 0
いぼ 治療 953 1

「帯状疱疹 症状」(24,032回・KD1)は、受診の必要性が高く難易度も低い組み合わせです。

耳鼻咽喉科

キーワード 月間検索数 KD
耳鳴り 原因 20,170 3
めまい 原因 20,128 0
副鼻腔炎 症状 14,777 1
中耳炎 大人 708 0
花粉症 対策 473 8

「めまい 原因」が月20,128回で難易度0です。なお「花粉症 対策」の検索数が473回と小さいのは、実測時期が7月で花粉症の季節から外れているためです。季節性のキーワードは、シーズン前に公開してください。

消化器・婦人科・心療内科・泌尿器科

キーワード 診療科 月間検索数 KD
胃が痛い 消化器 15,074 0
適応障害 症状 心療内科 12,235 0
パニック障害 症状 心療内科 11,602 3
おたふく風邪 小児科 9,860 0
膀胱炎 症状 泌尿器科 9,097 0
子宮筋腫 症状 婦人科 8,451 0
逆流性食道炎 症状 消化器 6,097 2
更年期 症状 婦人科 5,824 10
頻尿 原因 泌尿器科 4,415 3
ピル 処方 婦人科 4,132 0
便秘 解消 消化器 3,448 4
うつ 診断 精神科 2,064 24
生理痛 ひどい 婦人科 1,653 0
大腸カメラ 消化器 1,255 0
眠れない 対処 心療内科 336 1
前立腺 検査 泌尿器科 101 -

「ピル 処方」(4,132回・KD0)と「大腸カメラ」(1,255回・KD0)は、検索した人が受診手段を探している状態です。 検索数は控えめですが、来院につながる確率が高いキーワードです。


症状キーワードだけでは来院につながらない

「飛蚊症」で月49,485回の流入を得ても、そのほとんどは受診しません。ここを理解せずに症状記事だけを増やすと、アクセスは伸びて予約は増えない状態になります。

これは私たちがグループのサイト運用で実際に経験したことです。

症状検索の実態

「めまい 原因」と検索する人の内訳は、おおむね次のように分かれます。

状態 受診の可能性
情報収集層 原因を知りたいだけ 低い
判断保留層 受診すべきか迷っている 中程度
受診意向層 どこに行くか探している 高い

症状キーワードで流入するのは、大半が情報収集層です。 そのままでは予約に至りません。

変換の鍵は「受診の目安」

判断保留層を受診意向層に変えられるかどうかが分かれ目です。そのために必要なのが、受診すべき条件の明示です。

書き方 効果
「気になる場合は受診してください」 ほぼ動かない
「〇〇を伴う場合は当日の受診をおすすめします」 判断できる
「1週間続く場合は受診してください」 判断できる
「以下の3つに該当する場合は早めの受診が必要です」 最も動く

曖昧な受診勧奨は、患者の判断材料になりません。 条件を具体的に示してください。


3層のキーワード設計

症状層・比較層・来院層の3層ファネルを表した図

症状層・比較層・来院層の3層でページを設計し、内部リンクで下流へ流してください。症状ページを増やすだけでは、下流がなく漏れます。

3層の構造

キーワード例 検索数 ページの役割
症状層 飛蚊症、めまい 原因 大きい 集客の入口。受診の目安を示す
比較層 飛蚊症 何科、めまい 何科 中程度 受診先の判断を助ける
来院層 〇〇駅 眼科、〇〇市 耳鼻科 小さい 予約への直結

流し方の設計

症状ページ(飛蚊症とは)
  ↓ 内部リンク「受診の目安と当院の検査」
診療メニューページ(眼科診療・眼底検査)
  ↓ 内部リンク「初診の流れ」
初診の流れページ
  ↓ 予約ボタン
予約完了

症状ページから直接予約ボタンだけを置く構成は、転換率が低くなります。 情報収集層はまだ予約する段階にありません。診療メニューページで「自院で何ができるか」を見せ、初診の流れで不安を取ってから予約に進む導線が有効です。

各層のページ数の目安

ページ数 作る順序
症状層 10〜30ページ 3番目
比較層 5〜10ページ 2番目
来院層 3〜5ページ 1番目

来院層から作ってください。 受け皿がない状態で症状ページを増やすと、流入を予約に変えられません。


診療科別の優先順位

実測データから、診療科ごとに最初に作るべきページを整理しました。

診療科 最優先ページ 検索数 KD
眼科 飛蚊症 49,485 0
耳鼻咽喉科 めまい 原因 20,128 0
消化器内科 胃が痛い 15,074 0
心療内科 適応障害 症状 12,235 0
小児科 おたふく風邪 9,860 0
内科 熱が下がらない 9,396 0
泌尿器科 膀胱炎 症状 9,097 0
婦人科 子宮筋腫 症状 8,451 0
皮膚科 帯状疱疹 症状 24,032 1
整形外科 坐骨神経痛 52,416 3

眼科の「飛蚊症」は、検索数49,485回で難易度0という突出した条件です。 眼科を掲げているクリニックがこのページを持っていないなら、最も投資効率が高い1ページになります。

季節性を考慮する

診療科 繁忙期 公開すべき時期
耳鼻咽喉科(花粉症) 2〜4月 前年11〜12月
小児科(手足口病) 6〜8月 3〜4月
内科(インフルエンザ) 12〜2月 9〜10月
皮膚科(汗・虫刺され) 6〜8月 3〜4月
内科(花粉症・寒暖差) 3〜5月 前年12月

上位表示までに3〜6か月かかるため、シーズンの半年前に公開してください。 花粉症のページを2月に公開しても、そのシーズンには間に合いません。


症状ページの構成テンプレート

症状ページの構成ブロックを縦に並べたテンプレートの図

症状ページには、患者が知りたいことと、受診判断に必要な情報を両方入れてください。症状の説明だけでは他院と差がつきません。

構成の型

ブロック 内容
1 冒頭の結論 「飛蚊症とは、視界に浮遊物が見える症状です。」
2 この記事でわかること 3〜5項目
3 症状の説明 どのように感じるか
4 考えられる原因 複数の原因を並べる
5 受診の目安 具体的な条件で示す
6 緊急性が高い症状 当日受診が必要なケース
7 何科を受診するか 迷いを解消する
8 当院で行う検査 自院の対応内容
9 検査の流れと所要時間 不安の解消
10 費用(保険適用の目安) 患者が知りたい情報
11 よくある質問 派生検索への対応
12 監修者情報 E-E-A-T
13 最終更新日 情報の新しさ
14 内部リンク 診療メニュー・初診の流れ

5番と6番が他院との差になります。 症状の一般的な説明はどのサイトにも書かれています。「いつ受診すべきか」を具体的に示しているサイトは少数です。

緊急性の書き方

【当日の受診をおすすめする症状】

・浮遊物が急に増えた
・視界に光が走る(光視症)
・視野の一部が欠けている

これらは網膜剥離などの可能性があります。
上記に該当する場合は、当日ご連絡ください。

※上記は記載例です。実際の内容は自院の診療方針と医学的知見にもとづき、医師が作成・監修してください。

箇条書きで条件を示し、その理由と行動を添える形が最も伝わります。

書いてはいけないこと

NG 理由
効果を断定する(「必ず治ります」) 医療広告ガイドライン違反
患者の体験談で効果を語らせる 同・全面禁止
他院より優れていると示す 比較優良広告
診断を確定させる表現 医学的に不適切
他サイトからの文章の流用 著作権侵害・重複コンテンツ

YMYL領域での監修体制

医師監修・資格・更新日によるE-E-A-Tの構成を表した図

医療情報はYMYL(Your Money or Your Life)に分類され、検索評価の基準がほかのジャンルより厳しく設定されています。誰が書き、誰が監修したかが評価に直結します。

実装すべき要素

要素 内容
執筆者 氏名・資格・所属
監修者 医師名・診療科・所属学会・資格
監修日 いつ確認したか
最終更新日 ページ上部に表示
出典 学会ガイドライン・公的機関へのリンク
運営者情報 医院の正式名称・所在地・管理者名
免責 個別の診断は診察が必要である旨

監修者情報の書き方

【監修】
〇〇クリニック 院長 山田 太郎
日本〇〇学会認定 〇〇専門医
〇〇大学医学部卒業/〇〇病院にて〇年勤務
最終監修日:2026年7月28日

認定団体名を必ず併記してください。 「専門医」単独の表記は、届出のない学会の資格と区別できないため、誇大広告に該当し得ます。

構造化データでの実装

可視のテキストに加えて、構造化データでも著者・監修者を記述してください。

プロパティ 内容
author 執筆者
reviewedBy 監修者
dateModified 最終更新日
publisher 医院・医療法人

可視のテキストと構造化データの内容を一致させてください。食い違うと評価されません。

監修を運用に組み込む

院長が全記事を監修する体制は現実的です。ただし時間の確保が課題になります。

工程 担当 所要時間の目安
構成の作成 外注または事務長
本文の作成 外注ライター
医学的内容の確認・修正 院長 1記事30〜45分
規制チェック 外注または事務長
公開 事務長

院長の作業を「確認と修正」に限定してください。 一から書く体制は続きません。月2本なら、院長の負担は月1〜1.5時間です。


内部リンク設計

症状ページから予約までの内部リンク経路を表した図

症状ページから予約までの導線を、内部リンクで明示的に作ってください。放置すると、症状ページが孤立します。

リンクの張り方

リンク元 リンク先 アンカーテキストの例
症状ページ 診療メニューページ 「当院の眼底検査について」
症状ページ 別の関連症状ページ 「目のかゆみが続く場合」
症状ページ 初診の流れ 「初診の流れと持ち物」
診療メニューページ 症状ページ 「飛蚊症の症状と受診の目安」
診療メニューページ 予約ページ 「ウェブから予約する」
初診の流れ 予約ページ 同上
トップページ 主要な症状ページ 「よくご相談いただく症状」

アンカーテキストに「こちら」を使わないでください。 リンク先の内容を示す語を入れると、検索エンジンが関係性を理解しやすくなります。

各ページのリンク本数

ページ 内部リンク本数の目安
症状ページ 3〜5本
診療メニューページ 5〜8本
トップページ 主要ページすべて

内部リンクが3本未満のページは、孤立ページになりやすくなります。新しい症状ページを公開したら、既存ページからも必ずリンクを張ってください。


地域名の入れ方

来院層のページには地域名を入れます。ただし地域名だけを差し替えたページを量産すると、重複コンテンツとして評価が下がります。

作るべきページ

ページ 狙うキーワード
アクセスページ 〇〇駅 〇〇科
診療時間・休診日ページ 〇〇科 土曜、〇〇科 夜間
診療メニューページ 〇〇市 〇〇科

アクセスページに入れる内容

  • 最寄り駅を3つまで、それぞれの徒歩ルート
  • バス停の名称と本数
  • 駐車場の台数と入口の位置
  • 周辺のランドマークからの道順
  • 車で来る場合の目印

地図の埋め込みだけのアクセスページでは足りません。 テキストで具体的に書いてください。患者にとって実用的であり、地域キーワードとの関連性も高まります。


内部SEO対策

技術面で実際に問題になるのは、表示速度・スマートフォン対応・料金表の画像化の3点です。

項目 確認方法 目標
表示速度 PageSpeed Insights LCP 2.5秒以内
スマートフォン 実機で確認 横スクロールが発生しない
料金表 ページのソースを確認 HTMLの<table>で組む
タイトルタグ 各ページで固有か KW+医院名、30字前後
見出し構造 H1が1つ、階層が正しいか 崩れていない
画像のalt 全画像に設定されているか 設定済み
構造化データ MedicalClinic・FAQPage・BreadcrumbList 実装済み
SSL 全ページhttps 対応済み
サイトマップ Search Consoleへの送信 送信済み
404 リンク切れの有無 ゼロ

料金表を画像にしない

画像内の文字は、検索エンジンもAI検索も確実には読めません。 料金表をデザイン画像で作っているクリニックが多くあります。「〇〇 費用」で上位を狙うなら、必ずHTMLのテーブルで組んでください。


医療広告ガイドラインとの関係

症状ページも医療広告規制の対象です。医院名が特定でき、受診を誘引する内容であれば広告に該当します。

症状の一般的な解説でも、末尾に予約導線があれば誘引性が認められます。

症状ページでの注意点

項目 注意
効果の断定 「必ず治ります」「完治します」は不可
体験談 治療効果に関する患者の感想は掲載不可
比較 「他院より」「地域No.1」は不可
不安の煽り 「放置すると手遅れになります」は公序良俗違反のおそれ
自由診療の記載 限定解除4要件が必要
ビフォーアフター 症例ごとに付記事項を画像付近へ

4番目に注意してください。 受診を促すために危険性を強調しすぎると、不安を過度に煽る表現として問題になります。「〇〇を伴う場合は当日受診が必要です」という事実の提示に留めてください。

詳しくは医療広告ガイドラインの解説記事をご覧ください。


AI検索への対応

AI検索に引用されるのは、定義が明快で、条件と数値が構造化されたページです。症状ページはこの形にしやすい領域です。

引用されやすい実装

条件 症状ページでの実装
冒頭に1文の結論 「飛蚊症とは、視界に浮遊物が見える症状です。」
条件が表になっている 受診の目安を表で示す
緊急性の基準が明確 当日受診が必要な症状を列挙
費用が数値で確定 保険適用時の目安を明記
監修者が明示されている 医師名・資格・所属
最終更新日がある ページ上部に表示
出典がある 学会・公的機関へのリンク
FAQが構造化されている FAQPageを実装

「受診の目安」を表にすると、AIが引用しやすくなります。 文章で説明するより、条件を行として並べてください。

引用されにくい書き方

  • 「気になる場合は受診してください」だけで条件がない
  • 「〜な場合もあります」が多く、確定した情報が少ない
  • 監修者・更新日がない
  • 料金表が画像になっている

効果が出るまでの期間

新規サイトなら6〜12か月、既存サイトの改善なら3〜6か月が目安です。

期間 起きること
1か月目 ページ作成。順位は動かない
2〜3か月目 難易度0のキーワードから順位が付き始める
3〜4か月目 表示回数が増える。クリックは限定的
4〜6か月目 主要な症状キーワードで20〜30位圏
6〜9か月目 10位圏へ。予約への影響が見え始める
9〜12か月目 安定。指名検索も増える

Search Consoleの「表示回数」で判断してください。 クリック数が増える前に、必ず表示回数が増えます。3か月で「効果がない」と判断して止めるのが最も多い失敗です。


記事を書く体制の作り方

院長の時間をどう確保するかが、継続できるかどうかを決めます。月2本を上限にしてください。

分担の型

工程 担当 所要時間
キーワード選定 外注または事務長 30分
構成作成 外注
一次原稿 外注ライター
医学的確認・修正 院長 30〜45分
規制チェック 外注または事務長 20分
公開・内部リンク 事務長 20分

院長の負担は1記事30〜45分です。月2本なら1〜1.5時間で回ります。

院長が確認すべき点

観点 確認内容
医学的正確性 記述に誤りがないか
受診の目安 自院の方針と一致しているか
緊急性の基準 過小・過大になっていないか
自院の対応内容 実際に提供している検査・治療か
断定表現 効果を保証していないか

「自院で提供していない治療を書いていないか」も確認してください。 外注ライターが一般的な治療法を並べると、自院では対応できない内容が混ざります。


外注時の注意

医学的内容を外注ライターに任せきりにしないでください。YMYL領域では致命的です。

確認すべき質問

# 質問 望ましい回答
1 医療広告ガイドラインの最新改正を確認していますか 具体的な内容を説明できる
2 医学的内容の監修フローはどうなりますか 院長監修を前提としている
3 出典はどこから取りますか 学会ガイドライン・公的機関
4 対象キーワードの検索数と難易度を出せますか 実測値を提示できる
5 被リンクはどう獲得しますか 購入と答えたら除外
6 記事の著作権は誰に帰属しますか 医院に帰属
7 契約終了後も記事を使えますか 使える

5番は必ず聞いてください。 被リンクの購入はGoogleのガイドライン違反で、ペナルティのリスクを医院が負います。


よくある失敗パターン

# 失敗 結果 対策
1 診療メニューページだけ作る 79万回の症状検索に入口がない 症状ページを作る
2 症状ページだけ増やす アクセスは伸びるが予約が増えない 来院層のページを先に作る
3 受診の目安が曖昧 判断保留層が動かない 具体的な条件で示す
4 監修者情報がない YMYL領域で評価されない 医師名・資格・所属を明記
5 3か月で中止 順位が付き始めた段階で放棄 表示回数で判断
6 料金表を画像で作る 検索・AIに読まれない HTMLの表で組む
7 季節性を無視 シーズンに間に合わない 半年前に公開
8 内部リンクを張らない 症状ページが孤立 各ページ3〜5本
9 外注に医学的内容を任せる 不正確な記述が残る 院長が確認・修正
10 自院で対応していない治療を書く 患者の期待とずれる 提供内容と一致させる
11 不安を過度に煽る 公序良俗違反のおそれ 事実の提示に留める
12 「こちら」でリンクする 関係性が伝わらない 内容を示す語を使う

自院サイトの診断チェックリスト

キーワード設計(8項目)

☐ 症状層・比較層・来院層の3層でページを設計したか ☐ 来院層(アクセス・診療時間)のページを作ったか ☐ 自院の診療科の症状キーワードを調べたか ☐ 各キーワードの検索数と難易度を確認したか ☐ 難易度が低いキーワードから着手しているか ☐ 季節性のキーワードを半年前に公開したか ☐ 各ページで狙うキーワードを1つに絞ったか ☐ 「何科を受診すべきか」に答えるページがあるか

症状ページの品質(10項目)

☐ 冒頭に1文の結論があるか ☐ 受診の目安を具体的な条件で示しているか ☐ 緊急性が高い症状を列挙しているか ☐ 何科を受診すべきか書いているか ☐ 自院で行う検査を書いているか ☐ 検査の流れと所要時間を書いているか ☐ 費用の目安を書いているか ☐ よくある質問を掲載しているか ☐ 自院で対応していない治療を書いていないか ☐ 不安を過度に煽る表現がないか

E-E-A-T(6項目)

☐ 監修医師名を明記しているか ☐ 認定団体名を併記しているか ☐ 最終更新日を表示しているか ☐ 出典(学会・公的機関)へのリンクがあるか ☐ 運営者情報(医院名・所在地・管理者名)があるか ☐ 構造化データで著者・監修者を記述しているか

技術(8項目)

☐ 全ページhttpsで配信されているか ☐ スマートフォンで横スクロールが発生しないか ☐ LCPが2.5秒以内か ☐ 各ページのタイトルタグが固有か ☐ 料金表がHTMLのテーブルで組まれているか ☐ 全画像にalt属性があるか ☐ 構造化データを実装しているか ☐ サイトマップをSearch Consoleに送信しているか

導線(4項目)

☐ 各ページに内部リンクが3本以上あるか ☐ アンカーテキストが内容を示しているか ☐ 症状ページから診療メニューへの導線があるか ☐ 各ページに予約導線が2箇所以上あるか

合計36項目です。


月次運用カレンダー

月6〜8時間で回る形にしてください。それ以上かかる設計は続きません。

作業 担当 所要時間
第1週 Search Consoleで表示回数・順位を確認 事務長 30分
第1週 表示回数が出ている想定外のKWを記録 事務長 20分
第1週 今月書く症状キーワードを1〜2本決める 事務長 20分
第2週 構成を作る(H2の並びと入れる表) 外注
第2週 一次原稿を受領 外注
第3週 医学的内容の確認・修正 院長 60分
第3週 規制チェック(断定表現・体験談・比較) 事務長 20分
第4週 公開。既存ページから内部リンクを張る 事務長 30分
第4週 Googleビジネスプロフィールに投稿1本 受付 20分

合計3時間40分(院長は1時間)です。

書く順番

  1. 来院層(アクセス・診療時間・初診の流れ)
  2. 比較層(〇〇は何科?)
  3. 症状層の難易度0のキーワード
  4. 症状層の難易度10以下のキーワード
  5. 季節性のキーワード(シーズンの半年前)

「〇〇は何科?」ページの作り方

比較層のページは、症状層と来院層をつなぐ役割を持ちます。作っているクリニックが少なく、狙いやすい領域です。

患者は症状を調べたあと、必ず「どこに行けばいいのか」で迷います。

対応すべき迷い

患者の迷い ページで答えること
何科を受診すべきか 該当する診療科と、その理由
内科と専門科のどちらか 初診でどちらが適切か
総合病院とクリニックのどちらか 規模で選ぶ基準
紹介状が必要か 必要なケースと不要なケース
予約が必要か 自院の受付方法
どのくらい時間がかかるか 検査と診察の所要時間

3番目に正直に答えてください。 自院で対応できない症状は、総合病院への受診を案内する。この誠実さが信頼につながり、結果として別の症状での来院を生みます。

ページの構成例

ブロック
1 結論(「めまいは耳鼻咽喉科または脳神経内科が対象です」)
2 症状のタイプ別に受診先を示す表
3 迷ったときの初診先
4 当院で対応できること/できないこと
5 紹介状の必要性
6 受診時の持ち物
7 予約方法

4番を書く価値

「当院で対応できないこと」を明記しているクリニックはほとんどありません。

効果 内容
患者の無駄足を減らす 来院してから断る事態を避けられる
信頼が上がる 正直な情報として受け取られる
検索の網が広がる 「〇〇 対応していない」等の検索も拾える
口コミの悪化を防ぐ 「診てもらえなかった」という評価を避けられる

症状ページの実例構成

「飛蚊症」を例に、実際のページ構成を示します。他の症状にも同じ型が使えます。

H2 内容 狙う派生検索
飛蚊症とは 定義を1文で。見え方の説明 飛蚊症 とは
飛蚊症の見え方 浮遊物の形・動き方 飛蚊症 見え方
考えられる原因 加齢変化と病気によるものを分ける 飛蚊症 原因
生理的な飛蚊症と病的な飛蚊症の違い 表で比較 飛蚊症 治る
受診の目安 条件を箇条書き 飛蚊症 病院
当日の受診が必要な症状 光視症・視野欠損など 飛蚊症 危険
何科を受診するか 眼科である旨と理由 飛蚊症 何科
当院で行う検査 眼底検査・散瞳の説明 飛蚊症 検査
検査の流れと所要時間 散瞳後の運転制限も明記 飛蚊症 検査 時間
費用の目安 保険適用時の自己負担 飛蚊症 費用
飛蚊症は治りますか 生理的なものは消えない旨 飛蚊症 治し方
よくある質問 5問以上

「検査の流れと所要時間」で散瞳後の運転制限に触れてください。 患者が知らずに車で来院するトラブルは実際に起きます。書いておくと親切であり、「飛蚊症 検査 車」のような検索も拾えます。

H2の数と文字数の目安

項目 目安
H2の数 10〜14
文字数 4,000〜8,000字
表の数 3〜6
FAQ 5問以上

競合の症状ページは3,000〜5,000字が中心です。表を使って情報を整理すると、同じ文字数でも情報量が上回ります。


既存サイトを改善する順序

新しいページを作る前に、既存ページの改善を済ませてください。すでにドメインの評価が付いているため、改善だけで順位が動きます。

着手順

作業 効果
1 Search Consoleで表示回数のあるKWを確認 伸ばしやすい順に着手できる
2 料金表を画像からHTMLへ 「費用」検索に対応できる
3 監修者情報を全ページに追加 YMYL領域の評価
4 最終更新日を表示 情報の新しさ
5 医療広告ガイドライン違反を修正 リスクを先に消す
6 各ページのタイトルタグを見直す CTRが上がる
7 内部リンクを追加 孤立ページの解消
8 診療メニューページに費用・所要時間を追記 検索意図への網羅性
9 アクセスページを充実させる 来院層の受け皿
10 症状ページを新規作成 入口を増やす

1〜9で3か月、10から本格着手という進め方が現実的です。 既存ページの改善は、新規記事より短期間で結果が出ます。

タイトルタグの見直し方

Search ConsoleでCTRが低いページを特定し、タイトルを書き換えてください。

状況 対処
10位以内でCTRが2%未満 タイトルが検索意図と合っていない
表示回数が多くクリックがない 数値や具体性を入れる
医院名だけのタイトル 症状名や診療内容を先頭に

タイトルの書き換えは、記事を書き直すより低コストで効果が出ます。 月1回、CTRが低いページだけ見直す運用を組み込んでください。


競合分析の手順

「近所のクリニック」ではなく「検索結果で上に出ているページ」が競合です。無料で分析できます。

手順

作業
1 狙うキーワードをシークレットウィンドウで検索
2 上位10件のURLと運営者を記録
3 各ページのH2見出しを書き出す
4 全ページに共通するH2を特定(=検索意図の核心)
5 1〜2サイトだけが持つH2を特定(=差別化の余地)
6 自院ページに共通H2をすべて入れる
7 独自のH2を3〜4本追加する

4番の共通H2は外せません。検索意図の核心だからです。 6番で漏らすと上位に入れません。

上位が誰かで戦略が変わる

上位の顔ぶれ 打ち手
個人クリニックが多い 情報量で上回る
製薬会社・医療機器メーカー 患者視点の実用情報で差別化
大手ポータルサイト ロングテールに移す
学会・公的機関 受診の目安と自院の対応で差別化
薄い記事ばかり 大きな好機。網羅的に作る

症状キーワードは、製薬会社や医療機器メーカーのサイトが上位にいることが多い領域です。 彼らは「受診の目安」や「検査の流れ」を書けません。ここが医療機関の優位点です。


自由診療を併設している場合

保険診療と自由診療は、商圏の広さと規制の重さが違います。サイト内で明確に分けてください。

保険診療 自由診療
商圏 半径2〜5km 都道府県内〜全国
患者の検索 症状名 施術名+費用
必要な記載 広告可能事項の範囲で足りることが多い 限定解除の4要件が必須
費用 保険点数の目安 総額(税込)を明示
競合 近隣のクリニック 全国のチェーン

分けるべき理由

同じページに保険診療と自由診療を混ぜると、次の問題が起きます。

  • どちらのキーワードでも上位に入れない
  • 限定解除の要件をページ全体で満たす必要が生じる
  • 患者が費用を誤解する

ディレクトリ構造で分けてください。 例として、保険診療は /shinryo/、自由診療は /jiyu/ の配下に置く形です。

自由診療ページに必要な記載

  • 治療の内容(使用する薬剤・機器の一般名称)
  • 標準的な費用(総額・税込)
  • 治療期間・回数
  • 主なリスク・副作用
  • 効果に個人差がある旨
  • 未承認医薬品・医療機器を用いる場合はその旨、入手経路、国内承認の有無、諸外国の安全性情報
  • 問い合わせ先

美容医療を扱う場合は、美容クリニックのSEO対策もあわせてご覧ください(近日公開)。


サイトリニューアル時の注意

URLが変わるとSEOの評価がリセットされます。301リダイレクトを設定しないと、積み上げた順位を失います。

必ずやること

# 作業
1 旧サイトの全URLを一覧化する
2 新サイトの対応URLを決める
3 旧URL→新URLの301リダイレクトを設定する
4 対応先がないページは最も近い内容のページへ
5 新しいサイトマップをSearch Consoleに送信
6 公開後1か月は表示回数を毎週確認
7 404エラーを監視する

3番を省略すると、検索結果からのアクセスがすべて404になります。 制作会社に明示的に依頼してください。依頼しないと実施されないことがあります。

リニューアル前に保存するもの

  • 旧サイトの全ページURL一覧
  • 各ページの本文(テキストとして)
  • Search Consoleの過去16か月分のデータ(CSV)
  • 主要キーワードの順位の記録

比較材料がないと、順位が落ちたときに原因を特定できません。


診療圏と商圏の考え方

診療内容によって商圏の広さが変わります。同じサイト内で、広域向けと近隣向けの設計を両立させてください。

診療内容 商圏の目安
一般内科・小児科 半径2km(徒歩・自転車圏)
皮膚科・眼科・耳鼻科 半径3〜5km
整形外科・リハビリ 半径5km(車での通院)
婦人科・心療内科 半径5〜10km(選んで通う)
内視鏡検査 半径10〜20km
自由診療(美容等) 都道府県内〜全国

設計への反映

商圏 対応するページ
近隣(2km) アクセスページ、駅名ページ
中距離(5〜10km) 症状ページ+地域名
広域 症状ページ(地域名なし)、自由診療ページ

「めまい 原因」のような症状キーワードは地域名を入れません。 全国から流入しますが、そのうち通える範囲の患者だけが予約します。流入数に対して予約数が少なくても、それは正常です。

指標としては、流入数ではなく「地域名を含む検索での表示回数」と「予約数」を見てください。


季節性キーワードの年間カレンダー

症状キーワードには季節性があります。公開が遅れるとそのシーズンを丸ごと逃すため、逆算して着手してください。

上位表示までに3〜6か月かかる前提で、公開月を設定しています。

公開月 執筆する内容 対象シーズン
1月 花粉症、寒暖差アレルギー 2〜4月
2月 新生活の健康診断、五月病 4〜6月
3月 手足口病、プール熱、日焼け 6〜8月
4月 熱中症、汗による皮膚トラブル、虫刺され 6〜9月
5月 夏の胃腸炎、食中毒への注意 7〜9月
6月 秋の花粉(ブタクサ等)、乾燥肌の準備 9〜11月
7月 インフルエンザ、予防接種 10〜2月
8月 乾燥による肌トラブル、静電気 11〜2月
9月 冬の感染症、ノロウイルス 11〜2月
10月 忘年会シーズンの胃腸、二日酔い 12月
11月 年末年始の診療体制、救急の目安 12〜1月
12月 花粉症(翌シーズン分の更新) 翌2〜4月

既存ページを毎年更新する

季節性ページは、毎年作り直す必要はありません。更新して最終更新日を新しくしてください。

更新すべき内容
流行状況 「本年は〇月から報告が増えています」
診療体制 予防接種の受付開始日
費用 自費の予防接種の料金
最終更新日 必ず更新

同じURLを更新し続けるほうが、新規ページを毎年作るより評価が積み上がります。新規で作ると、前年のページと重複コンテンツになります。

流行情報の扱い

流行状況を書く場合、出典を明記してください。

  • 国立健康危機管理研究機構(感染症情報)
  • 都道府県の感染症情報センター
  • 自治体の発表

自院の観測だけで「流行しています」と書かないでください。 公的な情報を出典として示し、あわせて自院での受診状況を補足する形が適切です。


用語集

用語 意味
SEO 検索エンジン最適化。通常の検索結果での上位表示施策
MEO Googleマップ・ローカル検索枠での上位表示施策
KD キーワードの上位表示難易度。0〜100で表す
症状層 症状名で検索する層。検索数が大きいが受診意向は低い
来院層 地域名+診療科で検索する層。受診意向が高い
YMYL Your Money or Your Life。健康・資産に関わる領域
E-E-A-T 経験・専門性・権威性・信頼性。品質評価の観点
構造化データ ページ内容を機械が理解できる形で記述したデータ
LCP ページの主要な内容が表示されるまでの時間
アンカーテキスト リンクに設定する文字列
AI Overview Google検索上部に表示されるAIによる回答

クリニックのSEO対策に関するよくある質問

医療機関の担当者からよく寄せられる疑問を整理しました。

クリニックのSEO対策は何から始めればよいですか?

来院層のページ(アクセス・診療時間・初診の流れ)から作ってください。受け皿がない状態で症状ページを増やすと、流入を予約に変えられません。その後、比較層(〇〇は何科?)、症状層へ広げます。

症状ページを作れば予約は増えますか?

そのままでは増えません。症状キーワードで流入するのは大半が情報収集層です。受診の目安を具体的な条件で示し、診療メニューページと初診の流れを経由して予約に至る導線を作ってください。

どの症状キーワードから作るべきですか?

自院の診療科で検索数が大きく難易度が低いものからです。実測では眼科の「飛蚊症」が月49,485回で難易度0、耳鼻咽喉科の「めまい 原因」が月20,128回で難易度0でした。

検索数が大きいキーワードを狙えばよいのですか?

検索数だけでは判断できません。「手足口病」は月177,003回ですが、保護者が症状を調べる情報収集が中心です。一方「健康診断 再検査」は月1,690回ですが、検索した人はほぼ受診を必要としています。検索数と受診意向の両方を見てください。

医師の監修は必須ですか?

必須と考えてください。医療情報はYMYLに分類され、誰が書き誰が監修したかが評価に直結します。監修医師名、認定団体名を含む資格、所属、最終監修日を明記してください。

記事は外注してよいですか?

構成作成・一次原稿・規制チェックは外注できます。ただし医学的内容は院長が確認・修正してください。外注ライターが一般的な治療法を並べると、自院で対応していない内容が混ざります。

効果が出るまでどれくらいかかりますか?

新規サイトで6〜12か月、既存サイトの改善で3〜6か月です。2〜3か月目に難易度の低いキーワードから順位が付き始めます。クリック数より先に表示回数が増えるため、Search Consoleの表示回数で判断してください。

花粉症のページはいつ公開すべきですか?

前年の11〜12月です。上位表示までに3〜6か月かかるため、2月に公開してもそのシーズンには間に合いません。季節性のキーワードはシーズンの半年前に公開してください。

料金表を画像で作っていますが問題ありますか?

問題があります。画像内の文字は検索エンジンもAI検索も確実には読めません。HTMLのテーブルで組み直してください。

症状ページで受診を強く促してよいですか?

危険性を過度に強調すると、不安を煽る表現として公序良俗違反のおそれがあります。「放置すると手遅れになります」ではなく、「〇〇を伴う場合は当日の受診が必要です」という事実の提示に留めてください。

内部リンクは何本張るべきですか?

症状ページで3〜5本、診療メニューページで5〜8本が目安です。アンカーテキストに「こちら」を使わず、リンク先の内容を示す語を入れてください。

MEOとSEOはどちらを優先すべきですか?

MEOが先です。効果が出るまでの期間がMEOで1〜3か月、SEOで3〜6か月です。ただし「めまい 原因」のような症状検索はMEOでは拾えないため、最終的には両方必要です。

患者の口コミを症状ページに載せてよいですか?

治療内容や効果に関する体験談は掲載できません。医療広告ガイドラインで禁止されており、限定解除でも救済されない項目です。Googleマップの口コミを自院サイトに転載することもできません。

AI検索に引用されるにはどうすればよいですか?

見出し直後に1文の結論を置き、受診の目安を表で示してください。監修者名と最終更新日を明示し、FAQを構造化データとして実装します。条件と数値が確定しているページが引用されます。

記事は月に何本書くべきですか?

月2本を上限にしてください。院長の確認時間が1記事30〜45分かかるため、それ以上は続きません。本数より、受診の目安が具体的に書かれているかどうかが結果を左右します。


まとめ

要点を整理します。

論点 結論
最大の市場 症状キーワード。10診療科47語で月792,920回
難易度 47語のうち41語が10以下。ほぼ無風
突出した狙い目 飛蚊症(49,485回・KD0)、めまい 原因(20,128回・KD0)
注意点 症状KWの流入は大半が情報収集層。そのままでは予約に至らない
変換の鍵 受診の目安を具体的な条件で示す
設計 症状層・比較層・来院層の3層。来院層から作る
監修 YMYL領域では必須。医師名・認定団体名・監修日を明記
季節性 シーズンの半年前に公開
判断指標 クリックより先に表示回数を見る
体制 月2本。院長の負担は月1〜1.5時間

クリニックのSEOは、難しい技術より入口の数と受診判断の助け方で決まります。79万回の検索市場に入口がない状態は、それ自体が最大の機会損失です。

株式会社HUMEDITは、グループ11院・多科目の運営で培った知見をもとに、医療機関のサイト制作からキーワード設計、監修体制の構築、医療広告ガイドライン対応までを一貫してご支援しています。自院サイトの現状診断からご相談ください。


参考・出典

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