遺伝カウンセリング
ご自身やご家族のために、正しい遺伝情報を知る第一歩
「がんの遺伝子検査を受けたほうがいいの?」
「不妊の原因が遺伝によるものか気になる…」
こうした不安や疑問に、医学的に正しい情報をもとに寄り添うのが遺伝カウンセリングです。
当院では、遺伝に関する不安や悩みをお持ちの方が、安心してご相談いただけるよう、専門の医師や認定遺伝カウンセラーによるサポート体制を整えています。
がんと遺伝カウンセリング
がんの中には、ごく一部ではありますが、「遺伝」が関係しているものがあります。
特に以下のようなケースでは、遺伝性腫瘍の可能性があり、遺伝カウンセリングを通して適切な判断が重要です。
こんな方におすすめ
- 若くしてがんを発症した(例:乳がんを40歳未満で発症)
- 家族にがんの方が複数いる、または同じ種類のがんが何人もいる
- 一人で複数のがんを経験した
- 遺伝子パネル検査を受けたが、内容をよく理解できなかった
遺伝カウンセリングでできること
- 遺伝が関係している可能性の評価
- 遺伝子検査の必要性や検査方法の説明
- 検査結果の医学的な意味の解説
- 家族への影響(家族歴)の整理と今後の方針決定
がんの遺伝カウンセリングでは、ご本人だけでなく、ご家族の将来の健康を守るための情報も得ることができます。
不妊と遺伝カウンセリング
不妊症の中にも、遺伝的な要因が隠れていることがあります。
遺伝子パネル検査を受けることで、妊娠しにくい原因が明らかになるケースもあります。
こんな方におすすめ
- 検査をしても不妊の明確な原因が見つからない
- 流産や早産を繰り返している
- 男性不妊(無精子症・乏精子症)と診断された
- 高齢での妊娠を考えている
- 将来生まれてくる子どもへの影響が心配
遺伝カウンセリングでできること
- 不妊に関係する遺伝子の解説と検査のご案内
- 検査結果の正しい読み取りと今後の選択肢の整理
- 着床前診断(PGT)や第三者からの精子・卵子提供を含めた支援の相談
- 将来的な出産・子育てを見据えた助言
カウンセリングの流れ
- 事前相談・問診(予約制)
- 遺伝子検査が必要かどうかを一緒に判断
- 必要に応じて検査実施 → 結果説明
- ご本人やご家族の今後の方針を一緒に考えます
よくあるご質問
Q. 遺伝カウンセリングは誰でも受けられますか?
A. はい。がん・不妊に関心のある方や、すでに遺伝子検査を受けた方など、どなたでもご相談いただけます。
Q. 費用はかかりますか?
A. 初回相談は保険適用外(自費)となることが多いですが、症状や条件により保険が適用されるケースもあります。詳細はご予約時にご案内いたします。
Q. 家族も一緒に相談できますか?
A. はい。ご本人の許可があれば、ご家族と一緒の相談も可能です。
一人で悩まず、お気軽にご相談ください
遺伝子や家族に関することは、とてもデリケートな話題です。
だからこそ、安心して話せる場所と、信頼できる専門家が必要です。
東京衛生検査所では、医療機関と連携し、皆さまの悩みに丁寧に向き合うカウンセリングを心がけています。
あなたとご家族の未来のために、「知る」ことから始めてみませんか?